鈴村健一 選曲

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  • 神谷浩史選曲

【作品解説】 
1979年10月~1980年10月放送。「仮面ライダー」シリーズ第6作。悪の秘密結社ネオショッカーに襲撃された大学生・筑波洋が、志度博士によって改造人間となり、人間の自由を守るため"仮面ライダー"と名乗ってネオショッカーに戦いを挑む。第5作『仮面ライダーストロンガー』(1975年)でいったん終了した仮面ライダーシリーズを4年ぶりに復活させた作品で、「空を飛ぶ」能力が備わっており、スカイライダーという愛称が与えられた。

【曲解説】
「燃えろ!仮面ライダー」は第1話から第28話まで使用されたオープニング主題歌。専用バイク・スカイターボに乗って疾走し、セイリングジャンプで大空を飛ぶ仮面ライダーの勇姿を、水木一郎とこおろぎ73が熱く盛り上げている。

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【作品解説】 
1987年3月~1988年1月放送。太平洋戦争末期、旧日本軍の秘密兵器として古賀博士が作り あげた超人機メタルダーこと剣流星(演:妹尾洸)が現代によみがえり、帝王ゴッドネロス率いるネ ロス帝国の魔手から世界を救うため、茨の道を突き進んでいく。剣流星は感情の高まりが頂点に達 したとき、メタルダーに"瞬転"し、戦闘マニュアルコンピューターの働きで人間をはるかに超えた 戦闘力を発揮する。メタルダーの命を狙うネロス帝国4軍団にはさまざまな軍団員がおり、彼らの 個性がぶつかりあう骨太なキャラクタードラマが見どころになっている。

【曲解説】
主題歌「君の青春は輝いているか」は、有名脚本家・ジェームス三木が作詞を手がけた、若者へ 向けた熱きメッセージソング。当時の特撮ヒーロー作品の中で、歌詞の中にキャラクターの名前が入らない主題歌 というのはかなり異例のことである。

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【作品解説】 
1974年10月~1975年3月放送。仮面ライダーシリーズ第4作。南米アマゾンで野獣と共に育った日本人青年・アマゾンこと山本大介(演:岡崎徹)は長老バゴーの秘術によって改造人間となり、古代インカに伝わる「ギギの腕輪」を守って悪の軍団ゲドンと戦う。

【曲解説】
挿入歌「俺は立花藤兵エだ」は、1号からアマゾンまで歴代ライダーを見守ってきた「おやっさん」こと立花藤兵衛のイメージソング。なんといっても、藤兵衛を演じた小林昭二の歌声が聴けるのが大きなポイントだろう。歌詞の中には歴代ライダーの名前が出てくるが、4号であるライダーマン=結城丈二だけは(藤兵衛との付き合いが短すぎたせいか)オミットされている。

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【作品解説】 
1991年2月~1992年2月放送。スーパー戦隊シリーズ15作目。これまでのシリーズには見られない、キャラ設定やストーリーに斬新な試みを盛り込んだ野心作となった。次元戦団バイラムと戦うジェットマン(演:田中弘太郎ほか)のメンバーは、リーダーの竜以外はみな偶然バードニックウエーブを浴びた普通の若者たち。出身も性格もバラバラな5人が、激しい戦いの中で生身の感情をぶつけあう予測不能の青春ストーリーが大きな見どころ。メンバー内、そして敵味方の間で恋愛感情が渦巻く展開から、戦隊版「トレンディドラマ」とも呼ばれ、ちびっ子と一緒にテレビを観ていた若いお母さんたちの視線をも釘付けにした人気作である。

【曲解説】
エンディングテーマ「こころはタマゴ」は、戦士である前に「普通の人間」であろうとするジェットマンの青春群像をイメージさせる、爽やかと切なさをあわせ持った名曲として、今なお多くのファンから愛されている。

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【作品解説】 
1984年1月~9月放送。子どもの笑い声を聞くとクシャミが止まらない"子どもアレルギー"のプロフェッサーKは、秘密結社テンタクルを率いて子どもたちをいじめる作戦を立てる。これを阻止するのは、アイビー星からやってきた星雲仮面マシンマン(演:佐久田脩) ! コンセプトを「明るく楽しいヒーロー」と定めた『マシンマン』では、「子どもをいじめる悪党VS宇宙から来た大学生」といった、明朗快活なムードが持ち味の快作である。 

【曲解説】
主題歌「星雲仮面マシンマン」は、東映実写ヒーロー作品では珍しい大野雄二(ルパン三世でおなじみ)の作曲。原作者・石森章太郎によるストレートな歌詞を『バトルフィーバーJ』や『大戦隊ゴーグルV』などで知られるMOJOがパワフルに歌いあげている。

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【作品解説】 
1987年10月~1988年10月放送。1984年1月の『10号誕生!仮面ライダー全員集合!!』で幕を閉じた仮面ライダーシリーズが新たなスタッフによって復活。暗黒結社ゴルゴムの世紀王として改造された南光太郎(演:倉田てつを)は、改造の途中でゴルゴム神殿から脱出することに成功。彼は仮面ライダーBLACKと名乗り、ゴルゴムの恐ろしい怪人たちから人類を守って戦う。仮面ライダーの原点の、さらに原点に戻ることを意識したBLACKは、従来のマフラーや手袋を一切排除し、より生物的なディティールに凝ったデザインになった。悪のライダーでライバルのシャドームーン(演:堀内孝人)の存在感も抜群であった。

【曲解説】
エンディングテーマ「 Long Long ago 20th Century 」はアップテンポなオープニングと好対照をなす、哀愁のスローバラード。曲を聴くと、陽炎ただようアスファルト上を悠々と歩いてくる仮面ライダーBLACKの勇姿が目に浮かんでくる人は多いはず。

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【作品解説】 
1975年3月~9月放送。人間の醜い欲望が生み出したモンスター一族が日本社会の破壊を企てた。これを食い止めることができるのは、正義のシンボル・コンドールマン(演:佐藤仁哉)しかいない。『月光仮面』『七色仮面』など、昭和30年代に多くの国産ヒーローを生み出してきた作家・川内康範が原作を務め、現代日本の風刺精神に満ちた社会派のストーリー展開が大きな見どころ。なお番組タイトルは『コンドールマン』が正式だが、当時発売されたシングルレコードなどでは「正義のシンボル コンドールマン」というタイトルが付けられていた。

【曲解説】
エンディングテーマ「ザ・モンスター」は、金の亡者「ゼニクレージー」、公害の権化「ヘドロンガー」、ゴミの化物「ゴミゴン」といったモンスターたちのテーマソング。作品中でもひんぱんに使用され、視聴者に強烈なインパクトを与えていた。

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【作品解説】 
1972年7月~1973年5月放送。悪の組織「ダーク」に捕われていたロボット工学の権威・光明寺博士は、ひそかに人造人間ジロー(演:伴大介)を作り上げていた。ジローは不完全な良心回路のために善と悪のはざまで苦しみながら、キカイダーにチェンジして凶悪なダーク破壊部隊たちと激しい戦いを繰り広げる。ボディの半分が機械むきだしとなっている斬新なデザインが評判になった、石森章太郎原作の傑作ヒーロー。光明寺博士の娘ミツ子とジローが互いに思いを寄せ合っているなど、大人っぽい作風で人気を博した。終盤に登場した悪の戦士・ハカイダーのインパクトも強烈で、続編『キカイダー01』も作られている。

【曲解説】
挿入歌「ぼくらのキカイダー」は、番組終盤のアクションシーンを盛り上げた名曲で、次回作『キカイダー01』でもキカイダー兄弟の活躍シーンなどでひんぱんに使用されている。

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【作品解説】 
2004年1月~2005年1月放送。封印を解かれ、人類を襲い始めた不死生物「アンデッド」をふたたび封印するべく、人類基盤史研究所(BOARD)はライダーシステムを開発した。BOARDの新人職員・剣崎一真(演:椿隆之)は仮面ライダーブレイド、先輩の橘朔也(演:天野浩成)は仮面ライダーギャレンとなり、果てしなき戦いの道に身を投じていく。トランプをモチーフとしたスタイリッシュなライダーが4人(ブレイド、ギャレン、カリス、レンゲル)登場し、これら立ち位置や目的が異なる4人の対立や友情といった、熱きドラマが展開した。

【曲解説】
「ELEMENTS」は、第31話から使用された新オープニングテーマ。平成ライダーシリーズ歴代オープニングの中でも特に血をたぎらせる熱き名曲との評価も高い、新世代・王道ヒーローソングの一曲といえよう。

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【作品解説】 
2000年1月~2001年1月放送。1994年の劇場用映画『仮面ライダーJ』以来、ひさびさに復活を遂げた仮面ライダーシリーズで、後に続く「平成ライダーシリーズ」の原点となった作品。超古代人類が遺したベルトによって戦士クウガになった青年・五代雄介(演:オダギリジョー)が、世界に究極の闇をもたらす種族グロンギから人々を守って壮絶なる戦いを繰り広げていく。

【曲解説】
エンディングテーマ「青空になる」は、緊張感に満ちたオープニングと対をなす「癒し」の曲となり、日々の、激しい戦いに身を置く主人公たちの一時の休息を感じさせる名曲である。

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