鈴村健一セレクトの10タイトル

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  • 鈴村健一選曲

【作品解説】 
2001年2月~2002年3月放送。この世の邪悪な思念や衝動が実体化した魔物「オルグ」から人類を守る者、それがパワーアニマルに選ばれし5人の戦士・ガオレンジャーである。21世紀最初のスーパー戦隊として登場した本作は「百獣戦隊」の名のとおり、ライオン、鷲、鮫、猛牛、白虎といった動物をモチーフにした個性的なヒーローが創造された。変身前を演じる俳優たちに、ちびっ子だけでなくお母さんたちからの注目を集めるという、いわゆる「イケメンヒーロー」人気が世間の話題になった作品でもある。

【曲解説】
主題歌「ガオレンジャー吼えろ!」は、『銀河旋風ブライガー』などのアニメソングで有名な山形ユキオが歌うオープニングテーマ。熱いシャウトで歌い上げるテンションMAXなヒーローソングである。

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【作品解説】 
1981年2月~1982年1月放送。スーパー戦隊シリーズ第5作。地球征服を狙う機械帝国ブラックマグマの脅威に立ち向かうべく、地球平和守備隊から3人の若者が選抜された。彼らは太陽戦隊サンバルカンと名乗り、巨大ロボット・サンバルカンロボに乗り込んで戦う。前作『電子戦隊デンジマン』の大ヒットを受け、基本パターン(等身大ヒーロー+巨大ロボット)を踏襲しつつ、ミリタリー色やコミカル色を加えてパワーアップさせた作品。ヒーローの数を3人に絞り、空(イーグル)、海(シャーク)、陸(パンサー)の立体的アクションを展開。そのスピード感は歴代スーパー戦隊の中でもトップクラス。

【曲解説】
エンディングテーマ「若さはプラズマ」は第1~33話で使用。歌謡曲や童謡など幅広いジャンルで活躍する作詞家・山川啓介による歌詞には「仲間を作ることの大切さ」といった、子どもたちへの優しいメッセージが込められている。

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【作品解説】 
1985年4月~1986年3月放送。南の島・カミタン島から日本へやってきたカミタマンは「スーパーヒーローの神様」と名乗り、特に何のとりえもない少年・根本伸介をスーパーヒーロー「ザ・ネモトマン」に変身させる。1982年の『ロボット8ちゃん』から始まる石ノ森章太郎原作のキャラクターコメディーシリーズ(通称・不思議コメディー)の第5作。ドジでいいかげんな神様・カミタマンと頼りないヒーロー「ザ・ネモトマン」との迷コンビが、毎回奇妙な人物な珍妙な事件に遭遇し、シュールな笑いをふりまいた。

【曲解説】
エンディングテーマ「スーパーヒーローになりたいな」は、ヒーローに変身できたらいいな、という子どもたちの素直な変身願望を、コミカルなノリで歌い上げたファンタジックな名曲である。

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【作品紹介】 
1997年2月~1998年2月放送。当時、急激に普及し始めた携帯電話やインターネットなどのデジタル機器をヒーローのモチーフとした、スーパー戦隊シリーズ第21作。異次元からの侵略者「邪電王国ネジレジア」と戦う電磁戦隊メガレンジャー。諸星学園高校3年の「デジタル研究会」部員である彼らは、「インストール・メガレンジャー」のかけ声とともにデジタルスーツを装着してメガレンジャーとなり、世界科学連邦I.N.E.T.が開発した数々のメカニックを用いてネジレジアと激戦を繰り広げる。

【曲解説】
エンディングテーマ「気のせいかな」は、高校生戦士たちの日常を爽やかに歌った青春ソングの傑作。メガレンジャーの変身・通信に使用するブレスレット型アイテム「デジタイサー」がキーワードとして効果的に使われている。

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【作品解説】 
1984年1月~9月放送。子どもの笑い声を聞くとクシャミが止まらない“子どもアレルギー”のプロフェッサーKは、秘密結社テンタクルを率いて子どもたちをいじめる作戦を立てる。これを阻止するのは、アイビー星からやってきた星雲仮面マシンマン(演:佐久田脩) ! コンセプトを「明るく楽しいヒーロー」と定めた『マシンマン』では、「子どもをいじめる悪党VS宇宙から来た大学生」といった、明朗快活なムードが持ち味の快作である。

【曲解説】
『星雲仮面マシンマン』挿入歌「電光アクションマシンマン」は、第16話から劇中使用された。主にマシンマンの活躍シーンに使われ、犯罪結社テンタクル(後に犯罪結社オクトパスも出現)が放つ数々の怪人たちとの激戦を彩っている。

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【作品解説】 
1987年10月~1988年10月放送。1984年1月の『10号誕生!仮面ライダー全員集合!!』で幕を閉じた仮面ライダーシリーズが新たなスタッフによって復活。暗黒結社ゴルゴムの世紀王として改造された南光太郎(演:倉田てつを)は、改造の途中でゴルゴム神殿から脱出することに成功。彼は仮面ライダーBLACKと名乗り、ゴルゴムの恐ろしい怪人たちから人類を守って戦う。仮面ライダーの原点の、さらに原点に戻ることを意識したBLACKは、従来のマフラーや手袋を一切排除し、より生物的なディティールに凝ったデザインになった。悪のライダーでライバルのシャドームーン(演:堀内孝人)の存在感も抜群であった。

【曲解説】
前述のとおり、数年間の沈黙を経て"復活"を果たした仮面ライダーシリーズである『BLACK』は、第1作『仮面ライダー』と同じく主演俳優(倉田てつを)が主題歌の歌唱を担当した(主題歌を歌った主演俳優としては「レッツゴー!!ライダーキック」の藤岡弘、「戦え!仮面ライダーV3」の宮内洋、「仮面ライダースーパー1」の高杉俊价に続く4人目にあたる)。倉田の歌唱は荒削りながら、独特の"熱さ"が強烈なインパクトとなって多くのファンを魅了した。

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【作品解説】 
2007年1月~2008年1月放送。人間の記憶をたどって過去へ飛び、時間の改変を企むイマジンの野望を食い止めるべく、時の列車デンライナーを駆使して戦う仮面ライダー電王こと野上良太郎と仲間たちの活躍を描く。平成仮面ライダーシリーズの中でも特に人気の高い作品で、良太郎に力を貸す(味方側)イマジンたち(モモタロス、ウラタロス、キンタロス、リュウタロスなど)のコミカルなかけあいに注目が集まった。リュウタロスの声を、「仮面ラジレンジャー」パーソナリティー・われらが鈴村健一が演じて好評を博した。

【曲解説】
オープニングテーマ「Climax Jump」は作品の明るいムードを端的に表すノリのよいダンスミュージック。第28話では劇中曲としても使用されている。また、ヒップホップバージョンやイマジンの声優たちの各バージョンなど、多くのバリエーションが作られたことも特筆事項である。

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【作品解説】 
1993年2月~1994年2月放送。6千年の沈黙を破ってふたたび人類を脅かすゴーマ一族に対抗するため、道士・嘉挧(カク)は神秘の力「気力」を備えた5人の若者たちを集め、ダイレンジャーを結成。5人はそれぞれが拳法の使い手で、襲いくるゴーマ怪人たちを撃退していく。中国武術、カンフーをモチーフとした「スーパー戦隊シリーズ」第17作で、5人の戦士それぞれに濃厚なるキャラクター性が与えられているのが大きな特徴。

【曲解説】
オープニングテーマ「五星戦隊ダイレンジャー」は、中華風メロディーがダイレンジャーの「神秘性」や「カンフーアクション」という特性を打ち出した名曲。NEW JACK拓郎のパワフルな熱唱が、聴く者の気分を最高潮に盛り上げてくれる。

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【作品解説】 
1988年2月~1989年2月放送。優れた能力を持った"天才"による地球支配を企んだ大教授ビアスは、武装頭脳軍ボルトを率いて地上攻撃を開始する。地球に生きるすべての生命を守る3人の若き科学者は超獣戦隊ライブマンを結成し、ボルトに戦いを挑む。「スーパー戦隊シリーズ」第12作となった本作では、ヒーローたちのみずみずしい青春群像に大きなスポットが当てられた。3人のライブマンとボルトの3幹部が、かつて科学アカデミアで学んだ友人同士という設定により、シリアスなドラマも生まれている。中盤からは2人の戦士が加わり、5人のライブマンとして活躍する点にも注目したい。

【曲解説】
エンディングテーマ「あしたに生きるぜ!」は、レッドファルコンこと天宮勇介を演じた嶋大輔がオープニングテーマ「超獣戦隊ライブマン」とともに歌った曲。出演俳優が主題歌を歌ったケースは「戦隊」史上初である(後番組『高速戦隊ターボレンジャー』の佐藤健太がその流れを受け継いだ)。「男の勲章」などのヒット曲を持ち、歌手・俳優としてすでに実績のあった嶋大輔が安定した歌唱を披露している。

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【作品解説】 
2005年1月~2006年1月放送。人間を襲う妖怪・魔化魍(まかもう)と戦うために肉体を鍛えて"鬼"となった青年・ヒビキの活躍と、彼に憧れる少年・明日夢の成長を描く。 和風テイストとリアリズムを持ち味とし、大自然に囲まれた空間でのロケーションなど独特の映像感覚が話題を呼んだ作品。響鬼=ヒビキ役にはすでにドラマや映画などで知名度のある俳優・細川茂樹が起用されたことでも注目された。

【曲解説】
「少年よ」は「一之巻」から「三十三之巻」まで用いられたエンディングテーマ。学校生活、家庭の事情など、さまざまな問題や悩みをかかえる不安定で繊細な「少年」たちに向けた、「大人」からの応援歌というべきバラード曲である。これを「シクラメンのかほり」「君は薔薇より美しい」で知られる大物歌手・布施明が歌ったことも大きなトピックとなった。布施はこの年の大晦日に放送された『第56回NHK紅白歌合戦』でも「少年よ」を歌っている。

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